デジタル資産の合法化について話すニルマラ・シタラマン財務大臣
インドが仮想通貨取引を合法化!CBDC発行も決定
あの眠れる像、インドがついに動き出した!
インドのNirmala Sitharaman(ニルマラ・シタラマン)財務大臣は、2022年2月1日に、デジタル資産から発生する利益に30%の税率を課すことを提言した。インドは今まで仮想通貨を禁止するかどうかで議論が紛糾していたんだけど、税金を課すことを決めたということは、裏を返せば仮想通貨を禁止する方針ではないということ、つまりは、仮想通貨取引を合法なものとして認めるということだ。
インドは13億人の人口がいる大国で、過去から現在までその人口は一貫して増え続けている。2027年にはインドの人口が世界一になるともいわれているんだ。また、インドの経済発展に伴い、GDPの成長も目覚ましく、インドの一人当たり平均所得も増加し続けている。つまりこれは、インド国民の仮想通貨購買余力が高まっていることを示す。こんなインドが仮想通貨取引に参入するとなれば、世界の仮想通貨業界は大盛り上がりになるんじゃないかと、かりんは考えているよ。
13億人ものインドの人たちが仮想通貨を買い始めたら…一体どうなっちゃうの?!
そしてさらに、追加のビックニュースが、同じくインドのシタラマン財務大臣が、政府は2022年~2023年までに、中央銀行デジタル通貨(CBDC)を立ち上げることを発表した!デジタル・ルピーの導入については、シタラマン財務大臣は、CBDCの導入がインドのデジタル経済にとって大きな後押しになることや、デジタル通貨によって実現するより効率的で安価な通貨管理システムの可能性への期待をコメントした。
ちなみに日本政府はCBDCの導入について、2026年までに検討を行うと発表済みだが、この非常に議論の進展が遅い日本政府と比べると、インド政府はもうすでに来年までにCBDCの導入を決定したということで、恐るべき素早いスピード感でプロジェクトが進んでいることがわかる。
インドには銀行口座を開設できない「アンバンクト」と呼ばれる層も多数存在する。彼らにとっても、銀行口座の代わりに仮想通貨を取り扱うことができれば、海外に出稼ぎに出た時の送金や日常の決済も容易になり、インドの課題を克服するキーになりそうだ。
仮想通貨やCBDCの存在は、インドのすべての国民に恩恵をもたらすことになりそうだね。
今後のインド人口が仮想通貨マーケットに流入していく期待も含め、かりんとしては今後のインドでの仮想通貨の盛り上がりが非常に楽しみだよ!
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