Meta社がメタバース事業の投資で巨額赤字
ええっ！メタバース事業に投資することは知っていたけど、そんなに巨額赤字？！
米Meta（急Facebook）社は2022年2月2日、2021年12月期の決算を発表し、その厳しい業績悪化状況に株価はなんと20％以上暴落。アメリカの株式市場は大騒ぎになっているよ。一体Metaに何が起きたんだろう？
悪い決算の理由には、市場の期待を下回る業績予想や、Facebookのアクティブユーザーの減少、競合との競争激化など様々な複合的な要因が挙げられるけど、実はMetaの業績悪化の大きな原因の一つに、メタバース事業の部門であるReality Labsでの10～12月の3か月分だけで、33億ドル（3,800億円）の損失を出したことも含まれる。
実はMetaは、2021年10月に社名をFacebookからMetaに変更する前からも、メタバース事業に巨額の投資をしている。2021年12月期の通期のメタバース事業の財務状況は、売上22.7億ドル（約2,600億円）に対し、101.9億ドル（約1.2兆円）の純損失だった。いかに膨大な金額の投資を行っているかがよくわかる。
ちなみにMeta全体の通期の売上は1,156億ドル（約13兆円）、利益は467億ドル（約5兆2,400億円）だったから、メタバース事業による1.2兆円の赤字がどれだけMeta全体の利益にマイナスの影響を与えたかが分かるね。
他の事業が黒字だから支えられているけど、メタバース事業だけで1.2兆円の赤字ってとんでもない数字だね…1.2兆円って、日本の大企業がやっと1兆超えの利益を出すかどうかくらいのレベルだよ。
マーク・ザッカーバーグCEOは決算発表の場で、「リール、コマース、バーチャルリアリティなど、多くの重要な成長分野でこの1年進展したことに勇気づけられた。2022年もメタバース構築に向けて、これらと他の重要な優先課題に投資を続けていく」と前向きなコメントを残した。メタバースへの投資の加速を印象付けられるね。経営者としては、直近の決算なんかよりも、10年後、20年後の未来のメタバースの世界に向けた世界の構築を長期目線で見ているのだろう。
また、既存のfacebook事業などが競争激化で将来が厳しいと見通しているからこそ、世界でまだほとんど手を付けられていない、全く新しいメタバースへの投資に全速力で向かっているんじゃないかと思う。ライバルの誰よりも早いスピードで多額の投資をしてそれがうまく実を結べば、メタバース界で覇権を取ることができ、再び栄華を誇ってナンバーワンを謳歌できるんじゃないかな。
何しろメタバース関連市場は2028年には100兆円規模へ成長するとも言われているからね！
そしてMetaに注目する投資家は、Metaの株を買うことはもはやほfacebookなどの広告プラットフォームへの投資ではなく、メタバースへの投資の気持ちでウォッチしているのだろう。ただし成果が出るまでにどれくらい時間がかかるのか、果たしてメタバースでMetaは成功できるのか、かなりの長期目線の投資慧眼が必要になりそうだ。
うーん、株式投資って難しい！でも仮想通貨キャットかりんとしては、メタバースに真剣に取り組むMetaを全力で応援したい！
メタバースで注目が集まる超リアルな火星の世界観を体験できる仮想通貨、Everdome/DOME（エバードーム）について知りたい人はこちらの記事を読んでみてね！
メタバース銘柄といえば、元素騎士オンラインというゲームが注目されているよ！関連する仮想通貨、Metaverse/MV（メタバース）について知りたい人はこちらの記事を読んでみてね！